工場見学
皆様のお手元に届くまで
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①原料米(おもちの原料となるお米)
おもちの原料には「もち米」が使われ、普段ご飯として食べるお米「うるち米」とは違う種類になります。ご飯米に「こしひかり」や「あきたこまち」のように色々な種類(品種)があるように、もち米にも「こがねもち」や「ヒメノモチ」といった多くの種類があります。「うさぎもち一切れパック」を作るもち米は国内産水稲もち米100%。だから安心・安全で美味しいおもちになります。
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②精米(お米をみがく)
農家で収穫されたお米は、脱穀・乾燥・モミすり(お米の外側の殻をむく)をして、玄米となって工場に運ばれてきます。工場にある精米所で、玄米の外側をけずり、ぬかを取り除いて、美味しいもち米にみがきあげます。工場全体で一日に50tものお米を使用しています。
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③選別(良いお米を選ぶ)
みがかれたお米は、色の違いや重さの違いで、お米以外のごみや色の変わったお米を取り除いて、良いお米だけに選別されます。
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④洗米(お米を洗う)
みがかれたお米を、水で洗う工程です。家庭でごはんを炊くときは手でゴシゴシとぎますが、水の勢いと機械の回転で、お米どうしこすり合わせることでお米の表面に残っているヌカを洗い流し、よりきれいなお米とし、おいしいおもちにつきあげる準備をします。
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⑤浸漬(お米を水に浸す)
洗ったお米を水をはったタンクにひたし、お米に水分をしみ込ませます。水分を十分にしみ込ませる事で、お米の甘みが増してきます。
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⑥水切り(余分な水分を切る)
タンクから水を抜き、水を含ませたお米の表面にのこる余分な水分をしっかりと切ります。余分な水分がのこると、コシが無く、煮どけしやすいおもちになってしまいます。
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⑦蒸米(お米を蒸す)
100度以上の高温の蒸気で、連続してお米を蒸します。蒸しあがったお米はおこわと呼ばれ、柔らかく粘りのある状態になります。
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⑧粗練り(つく前に軽く練り上げる)
杵(きね)でつく前に、練り機で軽くお米をつぶしてまとめます。また、ここからはクリーンルームと呼ばれる、非常にきれいな部屋で作業がおこなわれます。私たちの身の回りには、1立方フィートあたり200万個のちりがあると言われますが(1フィート=約30センチ。つまり1辺30センチの広さの空間)、この部屋の中は常に3,000個以下、場所によっては300個以下に管理されています。
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⑨もちつき(おもちをつく)
練ってまとめた後、杵(きね)と臼(うす)を使って「杵搗き」を行います。昔ながらの餅搗きで、おもちの中に残った空気の粒を追い出し、伸びとコシのバランスが取れ一番よい状態に仕上げていきます。搗きが足りないと、お米の粒がのこりザラザラしたおもちになり、搗き過ぎるとコシのないダレたおもちになってしまいます。
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⑩圧延(おもち一枚分の厚さに伸ばす)
杵搗きされたおもちは、型枠に入れられ、おもち一枚分の厚さに平たくのされます。
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⑪冷却(おもちを冷やして固める)
のされた後、ワゴンに積み込まれ冷蔵庫で48時間以上冷やして固められます。
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⑫切断(一個の大きさに切る)
たて、よこに切れ目が入れられ、おもち一個の大きさに切断されます。
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⑬スリットを入れる
おもちの天面と底面にスリット加工がほどこされ、手でも簡単に4つに割ることができ、食べやすく、色々な料理に使いやすいおもちになります。また、表面に入れたスリットから、焼いたときに余分な空気や水蒸気が逃げるので、だれでもきれいにこんがりと焼く事ができるおもちになりました(こんがりカット)。
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⑭個包装(一個ずつ包装する)
鮮度を保ち、保存や使い勝手を良くする為に、おもちを一個ずつ包装していきます。個包装に酸素を吸収する透明フィルム(ながモチフィルム)を使用し、鮮度保持剤なしで賞味期間中、個包装の状態でつきたての風味と品質を保ちます。
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⑮外装包装(袋に入れる)
一個一個包装されたおもちは、コンピュータースケールが重さを自動で量り、袋に決められた重さになるように入れていきます。「うさぎもち」は、買った人が注意事項などが読みやすく間違った方法で調理しないように、袋の文字の大きさや表示の仕方をかんがえる取り組みもおこなっています(ユニバーサルデザイン)。
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⑯箱詰め(段ボールに入れる)
袋詰めされた製品を、輸送中に傷まないようにダンボール詰めを行います。最後は人の目で1袋ずつ確認しています。
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⑰出荷(全国へ運ぶ)
箱詰めされた製品は、トラックに積み込まれ、全国に出荷されていきます。